hironoshin's diary

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2015年10月3日

産まれました!

10月2日は予定日だったのですが、まだまだだと思って、のんきにしておりました。しかし、朝方トイレに起きると、おしるしがあることに気付いて、病院に電話しました。おしるしがあってもすぐに陣痛、出産になるわけではなく、そのまま様子見でよいとのことでした。予定日におしるしとはなかなか律儀な子だななどと感心していた訳です。

10月2日はちょうど40w0dの診察日でもあったため、診察で相談すればいいだろうといつも通り過ごして病院に向かいました。そして、病院はいつにもまして混雑しており、午後の診察でしたが、夕方ごろようやく診てもらうことができました。すると予想外にも破水しており、今すぐ入院となってしまいました。高位破水といって、だらだらと羊水が出るものではなく、少しだけ膜が破れて羊水が出る症状で分かりにくかったようです。とにかく心の準備もあまりできないまま、入院、そして破水しているため、48時間以内に分娩することとなりました。つまり、陣痛が弱ければ促進剤で誘発してなんとか赤ちゃんを出すということでした。

さらにもう一つ予想外の問題として、赤ちゃんの頭が私の骨盤より大きい可能性があり、この場合帝王切開になるとのことでした。児頭骨盤不均衡という症状だそうです。

これらの状況から、10月2日から一晩は自然の陣痛を待ち、それが弱い場合、促進剤による誘発を試みる、それでも赤ちゃんが降りてこない場合、帝王切開という方針が決まったのでした。

10月2日の夜9時ごろから少しずつ不規則な陣痛のようなものが始まり、徐々に強くなってきました。これは朝方まで消えることなく続いたのですが、それでも赤ちゃんが産まれるほどの強い陣痛ではなかったため、翌日10月3日午前中より促進剤による誘発が始まりました。これはジワジワと効いてきて、かなり痛い陣痛が時間間隔を小さくしながらやってきました。しかしながら、赤ちゃんが産道をうまく通るように降りてくることができず、10月3日のお昼ごろまで頑張ったのですが、帝王切開による分娩に切り替わりました。

手術はもちろん人生初めてで心配ではありましたが、もうお医者さんに任せるしかないし、痛すぎてどうにもこうにも頭も体も働かない状況から、それほど恐怖感や緊張することなく、手術室へと向かいました。下半身麻酔を行い、その後即座にお腹から赤ちゃんが取り出されました。10月3日14時57分です。まだ頭が少しだけ出ただけなのに、か弱くも立派な産声を上げてくれました。全身が出たときにはより力強く、甲高い声で泣いてくれました。ひとまず無事に赤ちゃんが取り出されたようで、ほっとしました。看護師さんが赤ちゃんを見せてくれて、手術室で記念写真も撮ってくれました。お腹をきれいに閉じるのにはけっこう時間がかかるようで、その時間はとても長く感じれらました。早く終わって、赤ちゃんや家族のもとに無事に戻りたいなと思っていました。下半身麻酔は痛くはないのですが、なんか下半身の感触は残っているため、気持ち悪い感じがあります。なんとかこの気持ち悪さを我慢して、手術は無事に終わり、病室へと戻ることができました。赤ちゃんも私も無事なようで、漠然とした不安はあるものの、家族も喜んでくれていて、なんかよかったと思いました。

後から考えてみると、陣痛を16時間我慢した後、帝王切開3時間ぐらいとなると、時間的にはけっこう頑張った出産だったなと思います。そのときはあまりにも痛いし、その場をやり過ごすだけで精一杯でしたが、なんとかみんな無事でよかったです。赤ちゃんは本当にいろいろな表情や態度を見せてくれて、毎日とても新鮮、どうしていいかわからずに大変な瞬間もたくさんありますが、育児はとても面白いです。赤ちゃんの成長スピードに負けずに産休中に私も成長していきたいと思います。